医学教育研究センター
USMLE受験・合格報告会を開催

 2025 (R7) 年2月28日、医学類第三講義室(対面およびZoom配信のハイブリッド形式)にて、USMLE受験・合格報告会を開催しました。USMLEは米国の医師免許試験であり、今回はその第1段階であるStep1を受験した医学類5〜6年生3名の体験談が紹介されました。

 6年生の長谷川さんはまさに報告会当日にUSMLE step1の受験を終え、試験会場近くからオンラインで報告がありました。日本の医師国家試験(国試)も同月に終えたばかりで、国試との勉強の両立の難しさやモチベーションを保つための方法についてお話しいただきました。どの時期に受験しても何かしら大事な時期に被るという言葉が印象的でした。ここまで頑張れたのは、先に受験した同期や先輩に支えられながら、自分を最後まで信じてひたすら勉強していたからだとおっしゃっていました。

 同じく6年生の島倉さんは、受験が予定より遅くなった経験をもとに、余裕を持って勉強することの大切さを強調していました。覚悟を決めて受験に臨むには、高い受験料を先に振り込んでしまうのが秘訣だと教えてくれました。また、病院のマッチング、部活、医学展など様々なことに全力で取り組みながら見事合格された勉強法についてもお話しいただきました。

 5年生の坂本さんは、CBTを受験する前の3年生3月にStep1を受験して合格し、5年生の7月にStep2 CKを受験しました。英語が堪能なこともあり、大学の授業で習う前の低学年のときから英語の動画教材を使ってUSMLEの問題を解き進めていました。CBT、Pre CC OSCEを終えてからはStep2 CKの勉強を始めました。同じように早期から勉強をしている人は周りにいませんでしたが、新しい知識を増やしていく楽しさをモチベーションに勉強を進めていました。

 すでに勉強を始めている人から低学年まで様々な学生が13名参加し、積極的に質問をしていました。今回合格された先輩の中には、昨年行われたUSMLE体験談で聞いたことや、合格された先輩とのコネクションが自分の経験に役立った、と話している方もいました。今回の体験談をもとに来年以降も新たに挑戦する学生が増えることを期待します。

金沢大学ニュースにも掲載されました